Battle Chef Brigade
野球的ゲーム感想・評価
ソフト情報
ハード | Nintendo Switch |
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発売 | Adult Swim Games |
開発 | Trinket Studios |
発売日 | 2017年11月23日 |
CERO | A |
DL容量 | 1.7GB以上 |
セーブ数 | 1 |
価格 | 1944円+税 |
他機種 | PS4 Steam |
主な開発者
TECH AND PRODUCTION |
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Tom Eastman |
ART AND WRITING |
Eric Huang |
TECH |
Ben Perez |
SOUND DESIGN VOICE DIRECTION AND EDITING |
George Hufnagl |
MUSIC |
Tom Dunkin |
野球的スコア
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
nega | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 |
posi | 2 | 2 | 1 | 4 | 0 | 0 | 4 | 0 | × | 13 |
試合時間:11時間0分 |
1回裏:ポジティブの攻撃:得点2
nega:0 vs posi:2
キャラクターデザイン
海外のキャラクターと言うと、アクの強いデザインが多い。しかし、今作のキャラクターデザインは日本人から見てもクールなものに仕上がっている。いい意味で古き良き日本的なデザインという感じだ。
2回裏:ポジティブの攻撃:得点2
nega:0 vs posi:4
アイデアの面白さ
このゲームを、一言で言ってしまえば「ファンタジー版 料理の鉄人」だ。テーマ食材が提示され、1vs1の料理対決で雌雄を決する。「料理の鉄人」と違うのは、食材は用意されておらず自分で魔物をハンティングし集めていくところ。ハンティングは、2Dアクションで展開し料理パートは3マッチパズルで調理していく。素材集めも、制限時間内に含まれるためある程度集めたら調理を始めないと時間切れになってしまう。
「料理の鉄人」を、ファンタジーで味付けするという突飛なアイデアだがこれが実に面白い。ゲームとしても、アクションとパズル、そこにストーリーがうまく絡み絶妙な仕上がりになっている。
3回表:ネガティブの攻撃:得点1
nega:1 vs posi:4
細かいですが…
ロードが、やや長いとか。台詞の改行位置が、「が最後に来たりして読みづらいとか。キッチンコロシアムの演出(最初から客席写すまでのあたり)が、毎回入るんだけどそんなに毎回いるかな、とか。
細かい不満点は、いくらかあるにはある。ただ、あくまで細かい不満。
※ 後日追記
アップデートで解消されたのか、自分が見落としていただけなのか不明ですが、演出はスキップできました。
3回裏:ポジティブの攻撃:得点1
nega:1 vs posi:5
ストーリーもなかなか
過去に、農場などが魔物に襲撃され飢餓に陥った時に結成されたシェフによる軍隊、それが「Battle Chef Brigade」。彼らが、魔物を狩りその肉を調理することで人々は飢餓から救われた。
主人公は、その「Battle Chef Brigade」への入隊を目指し、年に一度開かれる「考試大会」へ挑戦することになる、というストーリーだ。
これだけ聞いて、「ふーん、そういう話かー」ぐらいにしか思わなかった。それは、自分のプレイしたインディーズのゲームはストーリー面はわりとあっさりしたものが多かったからだ。「それで、その考試大会とやらを勝ち抜いていけばいいんでしょー」ぐらいに思ってプレイしていると、ストーリーは思わぬ方向へと転がり始める…。
4回裏:ポジティブの攻撃:得点4
nega:1 vs posi:9
発展していくゲーム性
アクションで、モンスターを狩りパズルで料理をする。これだけだったら、凡庸なゲームとしか思わなかっただろう。
このゲームは、ストーリーが進むと徐々にそのゲーム性が深まっていく。
例えば、アクションパートでは敵を倒して素材を手に入れるだけでなく、その素材そのものがモンスターによって別の素材に変化する場合がある。
例えば、パズルパートでは毒のジェムが登場し、それをまな板で取り除いたりする要素が出てきたりもする。
さらに深みを増しているのが、アクション、パズルパートで使うアイテムの存在だ。
アクションでは、ダガーを2本投げられたり、魔法の効果時間を延ばすアイテム、
パズルでは、特定のジェムだけを2マッチに変える鍋だったり(ただし、他のジェムは消せない)、何もしなくても効果を発揮するオーブン系の調理器具だったり、ジェムの色を強制的に変化できる調味料だったりと多種多様なものが用意されている。
これらのアイテムは、お金で購入したりバトルに勝利するともらえるが、装備出来る数には当然上限がある。どのアイテムを装備し、どのルートで敵を狩りどう調理していくか、頭を悩ませるのがすごく楽しい。
7回裏:ポジティブの攻撃:得点4
nega:1 vs posi:13
丁寧な一品
ストーリーも、終盤近くになると主人公とは別のキャラを操作する章が入ってくる。
この別キャラのアクションも、挙動から魔法からすべて主人公とは別仕様。鍋に、火をつけるアクションもちゃんと別のものが用意されていて丁寧だなぁと感じた。
それぞれのキャラの、髪のなびき方のアニメーションも地味に好き。
さらに、HD振動にもしっかり対応していて鍋のグツグツ感が再現されていていい感じ。
9回表:ネガティブの攻撃:得点2
nega:3 vs posi:13
料理とは、己との戦いである
敵キャラにも、魅力的なキャラは多い。だがしかし、対戦相手としてみると個性がない。相手が、何か個性のある行動をとるわけでもなく、必殺技的なものがあるわけでもない。だから、料理バトル中は常に自分との戦いになる。
実際、料理バトルは相手のことなど考えず己との戦いなのかもしれない。そういう意味ではリアル。ただ、やっぱりゲームなので対戦相手としての個性は欲しかった。あいつのあの攻撃いやらしかったなーとか、あのボス強かったなーとか。そういう思い出って、大切だと思うのです。
評価スコア
84.9
※ 平均点は、★5です。
ゲームシステム |
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★★★★★★★★★☆ |
練り込み・奥深さ |
★★★★★★★★☆☆ |
オリジナリティ(新規要素) |
★★★★★★★★★☆ |
デザイン・キャラクター・世界観 |
★★★★★★★★★☆ |
音楽・サウンド |
★★★★★★★★☆☆ |
ゲームバランス |
★★★★★★★☆☆☆ |
中毒性・熱中度 |
★★★★★★★★☆☆ |
継続性(飽きにくさ)・全体の構成 |
★★★★★★★★★★ |
操作性・快適さ |
★★★★★★★★★☆ |
自由度・多様性 |
★★★★★★★★☆☆ |