任天堂、『ルイージマンション3』等開発のNext Level Gamesを子会社化へ
開発体制強化
任天堂は、『ルイージマンション2』『ルイージマンション3』、マリオストライカーシリーズ等を開発したNext Level Gamesを完全子会社化すると発表した。
何年か前に、任天堂のセカンドパーティ化しているという噂のあったNext Level Games。
割と自然な流れ…のように思う方もいるかもしれない。
しかし、これは結構珍しいニュースである。
なぜなら、任天堂はソフト開発会社の買収には否定的（少なくとも岩田さんの時代は）であったからだ。それは、ソフトは「人」が作るもので「会社」が作るものではない、という考えがあったためだと記憶している。
こういう考えになったのは、コアメンバーが抜けて苦しくなったレア社やNST(Nintendo Software Technology)、レトロスタジオ（後に復活したが…）の例があったためと思われる。
向こうは、転職や独立も多いため会社買収してもね…っていうことだったのだろう。
日本にしても、現在も上手くいっているモノリスソフトと分裂してしまったブラウニーブラウンの例もあるので、一概に日本の会社なら…というわけでもないのだが。
自分は、任天堂の次世代機ではSwitchのようなWii Uの焼き直しは通用しないため開発力の強化は急務だと思っていた。
また、マイクロソフトやApple、Google、中国企業のような巨大資本が次々にソフト会社を買収してしまい、のんきに構えていたら「そして、誰もいなくなった…」という事態にもなりかねない。
いいかげん、任天堂も目が覚めた…と思いたい。
現在資本関係にないインテリジェントシステムズや、グレッゾ、グッド・フィールなどの実力派のデベロッパーとは資本関係ぐらい結んでおくべきだと思うが…。DeNAとか、いいから…。
ただ、これもゲーム機があり続ければ…の話なんだよなぁ。
自分は、テレビにつながなければできないゲーム機はもう厳しいと思う。若い子は、テレビを見ないんじゃなく、テレビ自体持っていないのだから…。
2021/01/05