【なぜだ! 海外で発売されたのに日本で発売されなかったゲーム】
第4回 バンジョーパイロット(ゲームボーイアドバンス)
バンジョーパイロットとは
『バンジョーパイロット』は、レア社が開発しTHQが発売した作品。
パイロットとついてはいるが、実態はレースゲームである。
NINTENDO64用ソフト『ディディーコングレーシング』のビークルを飛行機限定にしたもの、と言ってもいいのではないだろうか。
ただ、動画なんかを見る限り飛行機である必要性は感じないが…。
『ディディーコングレーシング』同様、カップ戦のラストはボスとのバトルが用意されているようだ。
なぜ、発売されなかったのか
この作品は、元々『ディディーコングパイロット』として開発。
任天堂ハードのみのゲームショウ「スペースワールド」でも出展されていた。
この時は、「動きセンサー」を搭載し、GBAを傾けることにより飛行機を操作するといった内容だった。
しかし、開発中に任天堂がレア社をマイクロソフトに売却。ドンキーコング関連の版権は任天堂が取得したため発売が不可能に…。
マイクロソフトが、携帯ゲーム機に限り任天堂ハードへの発売を認めていたことから、レア社オリジナルキャラクター「バンジョー」を主人公として開発を継続。THQをパブリッシャとして発売されることになった。
Wikipediaによると、N64『バンジョーとカズーイの大冒険』が、日本で30万本程度の売上だったことから、バンジョーの知名度としてはまずまず。
発売されてもおかしくはなかったと思われるが…。
まぁ、『ディディーコングレーシング』の方は、ワゴンセール状態だったから難しかったのかもしれない。
2019/12/08