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【なぜだ! 海外で発売されたのに日本で発売されなかったゲーム】
 第6回 Kid Icarus: Of Myths and Monsters(ゲームボーイ)

Kid Icarus: Of Myths and Monstersとは

 『Kid Icarus: Of Myths and Monsters』は、ゲームボーイで発売された『光神話 パルテナの鏡』の第2作。
光神話 パルテナの鏡は、1986年に日本ではディスクシステムで発売された作品である。
海外では、ディスクシステム自体が発売されなかったため、ROMカセットでの販売となっている。
1作目ディスクシステム→2作目ゲームボーイの流れは、メトロイドと同じだ。

なぜ、発売されなかったのか

 パルテナの鏡は、日本国内でも売れているが、海外ではより大人気だったようだ。
主人公のピットは、Wiiでスマブラに参戦しているが、この当時は3作目『新・光神話 パルテナの鏡』は、まだ発売されておらず、海外人気の高さゆえの参戦だったのかもしれない。
このことから考えるに、「海外ありき」の発売だったのかな、というのが私の印象だ。

 ゲームボーイ3年目の1991年発売であることから、発売時期的な問題はなし。
あるいは、海外の売れ行きがイマイチでローカライズして日本で売っても…ということだったのか。
この時代にたまに起こる、任天堂の謎案件である。

その後

 ニンテンドー3DSで、3作目『新・光神話 パルテナの鏡』の発売を翌月に控えた2012年2月、バーチャルコンソールで『Kid Icarus: Of Myths and Monsters』が配信された。
なお、ローカライズは行われず英語のまま配信されている。
およそ20年の時を経て、ようやく遊ぶことができるようになったのだ。

 とはいえ、日本の作品だし、やっぱり日本語で遊びたい…というのがプレイヤーの本音だろう。
ゲームボーイの復刻機で、何とか実現できないものだろうか。

2021/09/14

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