なつもん! 20世紀の夏休み
野球的ゲーム感想・評価
ソフト情報
ハード | Nintendo Switch |
---|---|
発売 | スパイク・チュンソフト |
開発 | トイボックス ミレニアムキッチン アプシィ |
発売日 | 2023年7月28日 |
CERO | A |
DL容量 | 3.2GB以上 |
セーブ数 | 30 |
価格 | 5980円+税 |
他機種 | - |
リンク | 公式サイト |
主な開発者
Produced by |
---|
和田康宏 |
Story,Script and Direction Game Design by |
綾部和 |
Character Design |
ヒョーゴノスケ |
Sound Producer |
坂本英城 |
Music |
白澤亮 |
Director of Development |
Minoru Watanabe |
Programming Chief |
Taku Terazawa |
Design Chief |
Naoki Terashima |
試合前情報
綾部和さんのゲームをプレイするのは初。
野球的スコア
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
nega | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 |
posi | 1 | 2 | 3 | 1 | 3 | 1 | 0 | 2 | × | 13 |
試合時間:22時間50分 |
1回裏:ポジティブの攻撃:得点1
nega:0 vs posi:1
雰囲気良い
オープニングから、雰囲気は良いなぁ。本名さんの歌も良かったし、これから始まるワクワク感と新しい町に来たドキドキ感がいい。
素朴でわかりやすいキャラクターデザイン、町の雰囲気もこのゲームにはピッタリ。
2回裏:ポジティブの攻撃:得点2
nega:0 vs posi:3
自由自在
このゲームは、シミュレータではない。
故に、家の屋根に自力で登る、高所から落下しても一瞬痺れるだけなど、現実の子どもでは(大人でも)あり得ないことが起きてしまう。
しかし、そこが面白い所になっていて、オープンワールドを自由自在に駆け回る楽しさがある。
綾部さんの作るゲームは、元々が自由だったからオープンワールドとの相性は抜群。
私は、「ぼくなつ」等はやったことないんだけど、ゲームとして一段上に上がったんじゃないかと思う。
3回裏:ポジティブの攻撃:得点3
nega:0 vs posi:6
洒落てる
ゲーム中、時間を確認できず「子どもの頃は時間なんて気にすることなかったからかな~」なんて思っていたら、おもちゃ屋で時計を購入すると時計が出てくる。
こういうの好きなんだよな~。何の脈絡もなくできるんじゃなくて、ゲーム中の行動によってできるようになるっていう。
まぁ、その割に突然シャベルとかツルハシ取り出したりするんだけれども…。(子ども持ち歩かんだろ、フツー)
基本的に自由なゲームではあるけれど、何をすればいいのか迷わないように、ここに行けば何か起こるよっていうのを教えてくれるヒント機能みたいのもある。
それが、あからさまにヒントとして用意されているんじゃなくて、占いっていう形で実装されているのも洒落てて好き。
4回裏:ポジティブの攻撃:得点1
nega:0 vs posi:7
懐かしく切ない
このゲームやってると、なぜか昔のことをやたら思い出す。
子どもの頃、親に連れられていった本屋、まだあるのかなぁ…とか。
小学校の下校途中に通った場所と似てるな、ここ…とか。
懐かしく、でもなぜか切ない。
5回裏:ポジティブの攻撃:得点3
nega:0 vs posi:10
音
音楽は基本的になく、環境音がメイン。
この環境音が良くて、ちゃんとその場にいる虫の鳴き声がする。「あっ、この辺にツクツクボウシいる…!」っていう感じで、本当に虫取りをしているみたい。
所々で流れる音楽も、このゲームにフィットしていて、これがまたいいんだ。
6回裏:ポジティブの攻撃:得点1
nega:0 vs posi:11
会話パターン豊富
町の人達との会話パターンが豊富。
毎日のように話しかけてるけど、新しい会話になる。もしや、全日数分あるとか…??
同じ会話ばかりだと、すぐに話しかけるのを止めてしまうけど、毎日違うから話しかけたくなっちゃう。
7回表:ネガティブの攻撃:得点1
nega:1 vs posi:11
人は欲深な生き物であります
植物図鑑も欲しいなとか、動物図鑑も欲しいよなとか、カメラで写真撮りたいなとか、色々と欲が出てくる。
一方で、現状でも探索要素のボリュームはあり、絵日記演出(新規発見物で入る)を考えるとテンポ的にこのぐらいがちょうどいいのかなとも思う。
8回裏:ポジティブの攻撃:得点2
nega:1 vs posi:131
情緒ある世界
虫の鳴き声に耳を傾けたり、夜空に浮かぶ月の満ち欠けを眺めたり、町の人々との交流を楽しんだり。
このゲームやってると、今の自分がいかに情緒のない生活を送っているのか身にしみた。
コンクリートジャングルでは味わえないものが、ここにはある。
奇抜なアイデアや難解なシステムがあるゲームではないけど、この情緒ある世界にいつまでもいたいと思わせてくれるそんな作品だった。
評価スコア
78.1
※ 平均点は、★5です。
ゲームシステム |
---|
★★★★★★★☆☆☆ |
練り込み・奥深さ |
★★★★★★☆☆☆☆ |
オリジナリティ(新規要素) |
★★★★★★☆☆☆☆ |
デザイン・キャラクター・世界観 |
★★★★★★★★★☆ |
音楽・サウンド |
★★★★★★★★★☆ |
ゲームバランス |
★★★★★★★★☆☆ |
中毒性・熱中度 |
★★★★★★★★☆☆ |
継続性(飽きにくさ)・全体の構成 |
★★★★★★★★☆☆ |
操作性・快適さ |
★★★★★★★★★☆ |
自由度・多様性 |
★★★★★★★★★★ |