Owlboy
野球的ゲーム感想・評価
ソフト情報
ハード | Nintendo Switch |
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発売/開発 | D-pad Studio |
発売日 | 2018年2月13日 |
CERO | A |
DL容量 | 314MB以上 |
セーブ数 | 4 |
価格 | 2500円+税 |
他機種 | PS4 XB1 Steam |
主な開発者
Concept,Direction,and Art |
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Simon Stafsnes Andersen |
Level Design |
Adrian Bauer |
Music and SFX |
Jonathan Geer |
Additional Sound Design |
Martin Mathiesen Kvale |
Programming |
Jo-Remi Madsen |
Henrik Stafsnes Andersen |
野球的スコア
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
nega | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 |
posi | 0 | 4 | 2 | 3 | 0 | 0 | 2 | 6 | × | 17 |
試合時間:10時間35分 |
2回裏:ポジティブの攻撃:得点4
nega:0 vs posi:4
緻密すぎるドット絵
細かく描き込まれた美しすぎるドット絵。もはや、これは芸術の域では。
キャラも、生き生きとよく動く。ドット絵で、キャラがポタポタと涙こぼすとか、マジかよ…と思った。
16ビット時代のゲームまんま、というよりも、16ビットの正統進化と言った方がいいかもしれない。
3回裏:ポジティブの攻撃:得点2
nega:0 vs posi:6
シューティングRPG?
主人公のオータスは、フクロウ族の少年で、基本的なアクションは「飛ぶ」と「つかむ」。他にも、回転して体当たり等もできるが、この2つがメインのアクションと言っていい。
「つかむ」では、仕掛けを引っ張ったり野菜を引っこ抜いたりもでき、仲間をつかむことにより敵を砲撃することも可能となる。
仲間によって違う攻撃方法を使い分け攻略していく、というのが基本のシステムだ。
従来通りに言えば、アクションRPGというジャンルに属するのだろう。
ただ、実際にやってみるとバトルはアクションというよりも、シューティングに近いものがある。
RPGとシューティングという意外とない組み合わせが新しい。
4回裏:ポジティブの攻撃:得点3
nega:0 vs posi:9
ダンジョンのやり応え
ダンジョンは、謎解き型。直前で仲間になったキャラの能力を活かして、謎を解いていくのは、ある種ゼルダ的で日本人の肌に合うはず。
難易度的には、難しすぎず簡単すぎずのほどよい感じ。
そして、ラストにはもちろんボスが待ち構えている。
ボスも、初見やられることが多いのはよくあるパターン。しかし、リスタートはボスの直前から始まるので心は折れにくい。最初、苦戦するんだけど、何回もやっているうちに気づきがあり、撃破に至るのは往年のゲームの良さが息づいている。
5回表:ネガティブの攻撃:得点1
nega:1 vs posi:9
国際豆文字問題
海外の作品は、総じて文字が小さい。今作も同様で、読めないほどではないけれど目はしんどい。
最近の作品は、音声でフォローされていたりするが、それもないため読まなければならない。
7回裏:ポジティブの攻撃:得点2
nega:1 vs posi:11
愛すべきキャラたち
キャラクターが、みんな何とも個性的で好きになってしまう。
厳しすぎる師匠や、癖があるけど、仲間思いの友達・ゲディ、マッドサイエンティストの教師などなど…、枚挙にいとまがない。
台詞一つ一つとっても、センスがあって、台詞の「間」とかも表現されているあたり、丁寧な仕上がり。
元々そうなのもあるだろうし、ローカライズの巧みさもあるんだと思う。
8回表:ネガティブの攻撃:得点1
nega:2 vs posi:11
大砲無理じゃね?
ゲーム終盤に、大砲を使ったミニゲーム的なものができるようになる。
しかし、この難易度が抜群に高い。これ、クリアできんのか…。
しかも、こいつがやりこみ要素の収集にも絡んでいるという…。
8回裏:ポジティブの攻撃:得点6
nega:2 vs posi:17
飽きない展開
このゲームの一番良かった点は、ゲームの展開の仕方にあると思う。
潜入や脱出など、目的の変化の強弱の付け方も良く、飽きない展開が続く。
そして、何よりもその場面でしか登場しないようなシステム的な要素も多く、「あれ、もう一度やりたいな」と思っても二度とできない。
ゲームのボリュームって、クリアまでの時間では絶対にないと思う。
クリア時間は短くても、こういった「そこでしかできない体験」に豊かさや贅沢さがあるし、その密度の濃さこそがボリュームなのだ。
そういう意味では、このゲームはクリア時間は短いが、密度は非常に濃い。
次は、いったいどんな展開がくるんだろう、と最後までワクワクしっぱなしだった。
評価スコア
86.9
※ 平均点は、★5です。
ゲームシステム |
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★★★★★★★★☆☆ |
練り込み・奥深さ |
★★★★★★★★★☆ |
オリジナリティ(新規要素) |
★★★★★★★★☆☆ |
デザイン・キャラクター・世界観 |
★★★★★★★★★★ |
音楽・サウンド |
★★★★★★★★★☆ |
ゲームバランス |
★★★★★★★★★☆ |
中毒性・熱中度 |
★★★★★★★★★☆ |
継続性(飽きにくさ)・全体の構成 |
★★★★★★★★★★ |
操作性・快適さ |
★★★★★★★★☆☆ |
自由度・多様性 |
★★★★★★☆☆☆☆ |