Return of the Obra Dinn
野球的ゲーム感想・評価
ソフト情報
ハード | Nintendo Switch |
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発売/開発 | 3909 |
移植開発 | Warp Digital Entertainment |
発売日 | 2019年10月18日 |
CERO | D |
DL容量 | 2GB以上 |
セーブ数 | 3 |
価格 | 2045円+税 |
他機種 | PS4 XB1 Steam |
主な開発者
プログラミング / デザイン / アート / サウンド / 音楽 |
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Lucas Pope |
野球的スコア
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
nega | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 3 |
posi | 3 | 1 | 1 | 4 | 2 | 0 | 3 | 0 | × | 14 |
試合時間:14時間43分 |
1回裏:ポジティブの攻撃:得点3
nega:0 vs posi:3
独創的
乗員・乗客60名を乗せ消息を絶ったオブラ・ディン号。生存者ゼロで帰還したその船に、プレイヤーは保険調査官として乗り込み、乗員・乗客の安否、死因を明らかにするのが目的だ。
死者の最後の瞬間に戻ることができる不思議な懐中時計を使い、この船で何が起こったのかを推理していく。
最後の瞬間は、その時の音声と静止した3Dでのみ再現される。そこにいるのが誰であるのかを、乗員・乗客名簿、スケッチ等を駆使し特定させていく。
このシステムが、独創的で他のゲームにはない体験をさせてくれる。
アドベンチャーって、古くからあるジャンルだけど、まだまだ可能性あるなぁって感嘆した。
2回裏:ポジティブの攻撃:得点1
nega:0 vs posi:4
1ビット
グラフィックは、白黒の1ビットという表現。
これが、独特な味わいがあってこのゲームによく合っている。
死亡時間の各キャラのひとつひとつの動き(止まっているけど)もよくできていて、今にも動き出しそう。
結構悲惨な死に方をする乗員・乗客もいるので、白黒じゃなかったらキツかったかも…。
3回表:ネガティブの攻撃:得点1
nega:1 vs posi:4
その一方で
ただ、一方で少し分かりづらい時があるというのも否定できない。
明確に見えているのに、これは何がどうなっているんだろう…と思うこともたまにある。
しかし、それもよくよく考えると前後関係で推察できるものもあるのでそこまで問題ではない
3回裏:ポジティブの攻撃:得点1
nega:1 vs posi:5
論理パズル的
ジャンルはアドベンチャーゲームだけど、推理しているときは論理パズルのようだ。
この乗員とこの乗員の関係性は…とか、これはそういう意味か…だとしたら、こうなるよな…みたいな。
4回裏:ポジティブの攻撃:得点4
nega:1 vs posi:9
推理する楽しさ
推理系アドベンチャーって、どこか誘導しているというか、解けるようにしてあるんだけど、このゲームは違う。
死亡時刻に名前を呼ばれることなんて稀で、ヒントはごくわずか。
それを、名簿やスケッチなどと組み合わせ、わずかな手がかりから推理していく。
中には、それでも答えが見つからない人物もいる。
ここまで、能動的に推理するゲームは初めてプレイした。
この作品は、インディーズならではのゲームだなぁ、とも思う。
多分大手だったら、モニターから「ヒント」が少なすぎるといった意見が出て、もっと解きやすいものになっていだだろうな、と。
5回裏:ポジティブの攻撃:得点2
nega:1 vs posi:11
3人正解システム
乗員・乗客の名前・死因・殺害された場合、誰に殺害されたかを解き明かすと正解になるのだが、3人正しい情報を入力した時点で答えが確定される。
この3人というのがミソで、総勢60名もいるため当てずっぽうではまず当たらない。
3人正解が条件なのは、ゲームシステムとして絶妙なところで、これより多くても少なくても難しさや簡単さを感じてしまっていただろう。
7回裏:ポジティブの攻撃:得点3
nega:1 vs posi:14
練り込まれてる
死亡する瞬間のキャラの配置、時系列の動きなどは、かなり練り込まれている。
変な言い方だけど、生き生きとしているというか。この船で起こった出来事が動いているわけではないのに再生されていくかのよう。
推察する材料の配置の仕方もよくできていて、完成度が高い。
解き始めると没頭してしまい、時間を忘れてしまうほどだ。
8回表:ネガティブの攻撃:得点2
nega:3 vs posi:14
最後の数人
最後に残るであろう10人前後は、多分当たってみないとわからないのでは…。
4人は、この4人の誰かなんだろうな…とか推察はできるけど、誰が誰と言い切れる根拠がない。消去法でもわからないと思われる。
これは、さすがにもうちょっと手がかりなり何なりあってもいいよな…とば思った。
評価スコア
90.0
※ 平均点は、★5です。
ゲームシステム |
---|
★★★★★★★★★☆ |
練り込み・奥深さ |
★★★★★★★★★★ |
オリジナリティ(新規要素) |
★★★★★★★★★★ |
デザイン・キャラクター・世界観 |
★★★★★★★★★☆ |
音楽・サウンド |
★★★★★★★★★☆ |
ゲームバランス |
★★★★★★★★☆☆ |
中毒性・熱中度 |
★★★★★★★★★★ |
継続性(飽きにくさ)・全体の構成 |
★★★★★★★★★☆ |
操作性・快適さ |
★★★★★★★★☆☆ |
自由度・多様性 |
★★★★★★★☆☆☆ |