タクティクスオウガ
野球的ゲーム感想・評価
ソフト情報
ハード | スーパーファミコン |
---|---|
発売/開発 | クエスト |
発売日 | 1995年10月6日 |
CERO | C |
セーブ数 | 2 |
価格 | SFC:11400円+税 SS:6190円+税 PS:6076円+税 VC :762円+税 |
他機種 | Wii VC Wii U VC 3DS VC(New専用) PS SS PSP(リメイク) Switch(リボーン) PS5(リボーン) PS4(リボーン) Steam(リボーン) |
主な開発者
GAME DESIGNED AND DIRECTED |
---|
松野泰己 |
ART DIRECTED AND SYSTEM CG DESIGNED |
皆川裕史 |
ILLUSTRATED AND BG-CG DESIGNED |
吉田明彦 |
MAIN SYSTEM PROGRAMMED |
畔柳達哉 |
MUSIC COMPOSED, ARRANGED AND PRODUCED |
岩田匡治 |
崎元仁 |
スコア
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
nega | 0 | 1 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 7 |
posi | 2 | 0 | 0 | 4 | 3 | 3 | 2 | 2 | × | 16 |
試合時間:82時間8分 |
1回裏:ポジティブの攻撃:得点2
nega:0 vs posi:2
説明書いらず
SFC版発売当時としては珍しい、今の作品のような丁寧すぎるチュートリアルが用意されている。
昔のゲームの場合、説明書がないとしんどいケースもままあるが、このゲームに関しては説明書がなくても問題なし。
2回表:ネガティブの攻撃:得点1
nega:1 vs posi:2
行動順
このゲームは、部隊単位ではなく個人単位でターンが回ってくるシステムになっている。
その行動順が常時表示されていなくて、確認するためにはステップを踏まないといけない。
これが一番みたい情報だったりするので、常に確認しながらプレイできないのが痛い。
3回表:ネガティブの攻撃:得点2
nega:3 vs posi:2
おいしいところを全部持って行かれる
最初は、主人公とその姉、そして幼なじみのヴァイスというキャラクターがいる。
しかし、主人公以外の二人はNPCなので、プレイヤーは操作できない。
汎用キャラが弱いため、敵が多いときは中々直接攻撃でっていうのは難しいと思うんだよなぁ(反撃でかなりダメージ喰らう)。
なので、間接攻撃でチクチク削っていると弱ったところをヴァイスがグサッと、とどめの一撃。「ヲイ!」っていう展開になることが序盤から多発。思うように育成できない。
もう邪魔しないで…。
4回裏:ポジティブの攻撃:得点4
nega:3 vs posi:6
重い選択
随所で、プレイヤーが選択を迫られる。その選択肢の数は2つ。
こんな選択選べない、いやでも、こっち選んだらどうなっちゃうんだろう…。
わずか二択なのに、こんなにも悩むかというぐらい悩む。。。
だが、それが(ゲームとして)楽しい。
選択肢の数を増やせばいいというものではない。どうでもいい選択肢なんていらないのだ。
ゲームの選択肢とは、かくあるべき。
5回表:ネガティブの攻撃:得点1
nega:4 vs posi:6
事前確認ができない
マップや敵配置を事前に確認することができない。
難易度が高いため、結局やり直すことになることがほとんどで、出撃メンバー選択時に確認できるとよかった。
5回裏:ポジティブの攻撃:得点3
nega:4 vs posi:9
完成度高し
システム面での完成度は非常に高い。
自軍、敵軍のターン制ではなく、キャラごとの速さ等で行動順が決まる「ウェイトターンシステム」、マップの高低差、ユニットの向きによる補正、魔法によって地形が変化する等、これらシステムのパイオニア。
これと似たような見た目、似たようなシステムのゲームをその後何本見てきたかわからない。
6回裏:ポジティブの攻撃:得点3
nega:4 vs posi:12
刺さる台詞
長々とストーリーが展開するわけではないけど、短い台詞ひとつひとつに刺さるものが多く、その度に考えさせられる。
主要ではない敵キャラの吐き捨てた台詞が、前作『伝説のオウガバトル』で自分がやっていたことに当てはまりすぎていて耳が痛い。。。
7回裏:ポジティブの攻撃:得点2
nega:4 vs posi:14
高い難易度
難易度は高め。シミュレーションRPGが好きでよくやっている私でも、苦戦中。
敵は確実に仕留めにくるし、回復手段も限られているから、一手一手に緊張感がある。
他のゲームでは、いまいち使わない状態異常系魔法が有効なのも面白い点。
二手三手先を読んで行動しつつ、時には運任せに大胆な作戦に打って出てみたり。難しい故に突破したときの喜びも大きい。
8回表:ネガティブの攻撃:得点3
nega:7 vs posi:14
連戦がキツい
連戦になるケースがたまにあって、それが相当キツい。
途中セーブもできず、マップの事前確認もできないから、何度も最初からやり直すハメになった。
時間に余裕がある人か、根気のある人以外は、、バーチャルコンソールかレトロフリークでのプレイをオススメしたい。
私はレトロフリークでプレイしているのだが、Chapter3後半になるまで途中セーブの機能をすっかり忘れていて、まじめに最初からやり直していたら膨大な時間がかかってしまった。。。
8回裏:ポジティブの攻撃:得点2
nega:7 vs posi:16
底が見えない
クリアしたのでネタバレ解禁。ちなみに、最後に懐かしいおじさんが出てくるエンディングだった。
あのクラス仲間にしてなかったから、こんなに苦戦したのかも…とか、この選択肢が正解だったか、などなど知らなかったこと多し。
薄々感づいていたけど、別ルートや『死者の宮殿」はじめ、やり込み要素豊富。骨の髄までしゃぶりつくしたら、いったい何時間かかるんだ、これ。
評価スコア
93.6
※ 平均点は、★5です。
ゲームシステム |
---|
★★★★★★★★★★ |
練り込み・奥深さ |
★★★★★★★★★★ |
オリジナリティ(新規要素) |
★★★★★★★★★★ |
デザイン・キャラクター・世界観 |
★★★★★★★★★★ |
音楽・サウンド |
★★★★★★★★★☆ |
ゲームバランス |
★★★★★★★★★☆ |
中毒性・熱中度 |
★★★★★★★★★☆ |
継続性(飽きにくさ)・全体の構成 |
★★★★★★★★☆☆ |
操作性・快適さ |
★★★★★★★★☆☆ |
自由度・多様性 |
★★★★★★★★★★ |