KFO : Twitter

ゼノブレイド2 エキスパンション・パス
感想・評価

ダウンロードコンテンツ情報

ソフトゼノブレイド2
配信日2018年9月14日
価格2778円+税
DL容量3.6GB以上

DLC概要

 なんと言っても、本編の500年前に起こった「聖杯大戦」を描く追加ストーリーがメインだ。
本編で、レックスの前に立ちはだかったイーラの首魁シンを主人公としてストーリーは展開していく。

 追加ストーリーだけではなく、その他に本編で以下の要素が追加される。
追加クエスト20種。
追加レアブレイド(通常入手)3種。
アイテム多数。
バトルに特化した高難度のチャレンジバトルモード追加
チャレンジバトルモードで手に入る、ノポンクリスタルを使用することにより仲間の衣装を変える装備品やハナのレアパーツなどを入手できる。
さらにさらに、チャレンジバトルモードで入手できるファンサービスのレアブレイド3種。

 なお、『ゼノブレイド2 黄金の国イーラ』というパッケージ版も発売されている。
こちらは、パッケージ単独で追加ストーリーをプレイすることができ、
かつ、本編の上記追加要素もダウンロードコードという形で遊ぶことが可能だ。
Switchは、ストレージが少ないので容量を節約したい場合などはこちらの方がいいだろう。
ただし、「定価は」パッケージ版の方が少し高い。

本編追加要素の感想

 追加されるアイテムは、任意で個々に取得できるので序盤にいいアイテム手に入っちゃってバランス崩壊ということもない。

 追加クエストについても、ストーリー進行状況で解放される形なので違和感なく導入されている。なので、ゲームスタート時にエキスパンション・パスを購入しても問題なし。

 追加レアブレイドは、無条件入手2体。クエストクリアで1体。チャレンジモードで3体。
確か同調条件はなかったはずなので、序盤のレアブレイド不足の時に無条件で2体入手できるのはおいしい。
結局、序盤に仲間にできるコモンは使わなくなる事が多いんでね…・。
うち1体の「カムヤ」は、結構強い印象。主力になる。
「ハナバスター」のクエストは、ハナファンは是非見ておきたいクエストだ。

 チャレンジバトルモードは、レベル制限とかもあり、かなり難しい。
本編を、難なくクリアした人も楽しめるバランスでやり応えは抜群。
しかもこのモードは、ただ単純にチャレンジするだけが目的ではない。
このモードで手に入る「ノポンクリスタル」は、キャラクターの衣装を変更できるアイテムなどと交換できる。
さらに、あるチャレンジをクリアすると『ゼノブレイド』のシュルクとフィオルンが
また別のあるチャレンジをクリアすると『ゼノブレイドクロス』のエルマがブレイドとして仲間になるというファンサービス!
さらにさらに、ユニークモンスター戦のBGMを
シュルク、フィオルンが仲間にいるときには「名を冠する者たち」に
エルマが仲間にいるときには「Uncontrollable」に変更できるというオプションまでもが追加される。
ファンサービスが過ぎるぜ…モノリスさんよぉ(感涙)

「黄金の国イーラ」感想

 私が、クリアしたときのプレイ時間は30時間15分。なお、コンプリートはしていない。
ただ、ストーリー進行条件にクエストの達成数があるのでクエスト嫌いには辛い可能性はある。
しかし、こちらのクエストは本編よりも割とあっさりしたものが多いのでテンポ良く達成できるのではないだろうか。

 本編でも登場した「グーラ」と本編では雲海の底に沈んでいた「イーラ」が舞台として用意されている。
完全新規の巨神獣「イーラ」に加え、「グーラ」も本編とは少し変わっていて、単純に同じ舞台でストーリーだけ追加しました~というDLCではない。
やや狭めかなと思うものの、マップのクオリティ自体は高く探索のしがいがある。
音楽も、アレンジあり新曲ありで、これがまたいいんだ。

 細かいところでも、コレクションアイテムを拾ったときにラウラが「楽しくなってきた」というような台詞を言うのだが、ラウラが悲しい出来事に直面したときには、この台詞がカットされるようになっていたりと、細かいところもちゃんと作っているなぁと感じる。
こういうこだわりは、大事だと思うし好き。
また、クエストでは本編の地名の由来となる小ネタも用意されている。
こういう四次元のつながりを感じるネタ好きだわ~。本編だけプレイしていれば何でもない地名が、すごく特別なものに感じてくる。

 難易度バランスは、ラスボスは本編よりも簡単になったかな。
ラストよりも、中盤の山が一番難しかったかも。本編と合わせても、ここが一番つまったかもしれない。

 そして、この追加ストーリーの特筆すべき点はシステムまでが本編とは別物になっていることだ。
もちろん、本編のVer1.5的なものではあるが、根幹とも言えるバトルシステムまで変えるとか信じられん…。
ここをいじるDLCは、さすがに希少。システムが変わると、プレイ感が変わってくるので新作をプレイしているかのよう。
追加ストーリーと言うよりも、エピソード0の新作といってもいいのでは。

 前日譚なので、ラスト、またはそれ以降に訪れる悲しい結末は知っているわけだ。
その悲しい結末へ向け、歩を進めていくというゲームプレイはかなり切ないものがある。
主人公達だけでなく、今話しているこの街の人達はいったいどうなってしまうのだろう…。ゲームを進めれば進めるほど、切なさは増していく。
そこには、本編とは違う味わいがある。
自分としては、本編→イーラ→本編とプレイするのがのオススメだ。

 なお、本編+イーラ、クリア後に(多分)
本編イベントシアターにスペシャルイラストが見られるようになるのだが
これは、パッケージ版でも見ることは可能だ。

総評

 とにかく、DLCとしてのボリュームはすさまじい。
内容的にも、ファンサービス的要素の充実、
チャレンジバトルモードというバトル特化の別モード的なもの、
そして、とどめの追加ストーリー『黄金の国イーラ』。
自分の思うDLCの理想形と言っても過言ではない。
本編をプレイしたユーザーは、是非購入したいDLCだ。

評価スコア

100

※ 平均点は、★5です。

コスパ・クオリティ
★★★★★★★★★★
コスパ・プレイボリューム
★★★★★★★★★★
新規作成度
★★★★★★★★★★
DLC納得度
★★★★★★★★★★
本編好影響・非破壊度
★★★★★★★★★★
特典魅力度
★★★★★★★★★★

ページTOPへ戻る