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【発売されなかった幻のゲーム】
 第8回 シーマン3DS(ニンテンドー3DS)

シーマン3DS経緯

 3DSが発売される前から、幾度か噂に出たタイトル。
シーマン生みの親である斎藤由多加さんが、続編の開発を匂わせるTweetをしたり、任天堂が「不思議なペット 伝説の人面魚」、「不思議なパートナー 伝説の人面魚」を商標登録していたり、発売を期待できるような情報が再三出てきた。
しかし、画面写真などは1枚も出ることなく発売は中止に…。

なぜお蔵入りに

 画面写真が1枚も出なかったことから、実際に開発されていたかどうか永らく不明だったが、任天堂の岩田さんがお亡くなりになったときに、斎藤さんのブログで3DSでシーマンを開発していたことが明かされた。
ブログは既に閉鎖されていて、うろ覚えなんだけど、諸事情で開発が中止になったこと、それを境に岩田さんや宮本さんと疎遠になってしまったこと、などが確か綴られていた。
任天堂の発売中止案件は、クオリティの問題が多い(どこも同じか)と思うので、それが理由だったのかな。
それもあって、お互いに気まずくなってしまった…のかもしれない。

どんなソフトだったのか

 シーマンは、人の言葉を話す人面魚「シーマン」を音声認識によって育てていくゲームだった。
当初、64DDで…という話もあったようだが、発売されたのはドリームキャスト。見た目のインパクトと、当時まだ珍しかった音声認識を使ったソフトということで話題になった。

 ドリームキャストやN64は、音声認識のため別売りのマイクが必要だったが、3DSはマイク標準装備だったのでシーマンのようなソフトにはうってつけのハードだった。
また、裸眼立体視で動くシーマンも見所だったのではないだろうか。
最近のゲーム機は、マイクがついていないから開発へのハードルは高そうだ。もうゲーム機でシーマンを見ることは難しいのかもしれない。

2022/03/20

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