キャプテン翼
野球的ゲーム感想・評価
ソフト情報
ハード | ファミリーコンピュータ |
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発売/開発 | テクモ |
発売日 | 1988年4月28日 |
セーブ数 | パスワード方式 |
価格 | 5500円 |
他機種 | ミニファミコン ジャンプVer |
主な開発者
キャラクターデザイン |
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河内厚典 |
すうじ |
やましみずあきら |
うま |
加藤正人 |
ぱーこ |
プランナー |
あかいきつね |
冨江慎一郎 |
河内厚典 |
うま |
プログラマー |
猪瀬祥希 |
山内栄賢 |
ました |
サウンド |
山岸継司 |
試合前情報
キャプテン翼の原作は、ほぼ読んでいる。ゲームは、テクモ版『Ⅳ』『Ⅴ』、Switch『RONC』のプレイ経験あり。プレイ環境は、ファミコン版をレトロフリークで。
※オリジナル版は、フラッシュ演出多い。注意されたし。
野球的スコア
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
nega | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 5 |
posi | 7 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | × | 10 |
試合時間:9時間35分 |
1回裏:ポジティブの攻撃:得点7
nega:0 vs posi:7
パイオニア
スポーツゲームを、シミュレーションゲームで仕上げるというオリジナリティの高さ。
後の様々なゲームに影響を与えたパイオニアとしての功績は計り知れない。
細かく見ても、ガッツという名のスタミナ制度、選手にレベル・成長要素を取り入れたシステム、必殺シュート演出など他のゲームの先駆けとなるシステムが多数ある点も見逃せない。
2回表:ネガティブの攻撃:得点2
nega:2 vs posi:7
システム的に粗い
とは言うものの、システム的な粗も目立つ。
ボールを持った選手しか表示されていないため、敵味方がどこにいるのかわからない。攻撃時には、パスを選択することで敵の位置、パス出し相手の位置がわかるので、まだいい。
しかし、守備時には全くわからないまま相手が攻めてくるのをただ指をくわえて見ていることしかできず置いてけぼりを喰らう。
それでまた、なかなか味方がチェックにいかないんだ…。みんなコンビニにおかしでも買いに行ったのかな、ぐらい攻められ放題でなすすべなし。
4回裏:ポジティブの攻撃:得点1
nega:2 vs posi:8
不思議なゲームバランス
このゲームは、負けても選手がレベルアップしていくスタイル。よって、最終的には必ず勝てる。
ただ、ふらの戦で苦戦して数試合再戦したんだけど、その間レベルアップしたのは森崎と数人。なのに、0-5でボロ負けしたあとに1-2で惜敗。かと思えば、その後1-4で再び惨敗、なのに、次戦で2-1で勝利した。
なんだか不思議なゲームバランス、なもんだから、次勝てるかも…・と思ってやる気にはなる。
6回表:ネガティブの攻撃:得点3
nega:5 vs posi:8
能力査定が雑
見た目とかは、当時はスペックや容量の制限で実現できないのは仕方ない。
しかし、選手の能力査定ぐらいはちゃんとしてほしかった。具体的に言えば、日向のタックルがやけに高かったり、三杉のタックル、パスカット値がそれを上回って高い等々。日向のタックルは、翼のドリブル、シュートの2倍弱。三杉は、2.5倍ぐらいの数値になっている。
三杉は、後の作品でディフェンダーとして活躍するが、それにしても高すぎるわ…。
6回裏:ポジティブの攻撃:得点1
nega:5 vs posi:9
リーグ戦がリーグ戦になっている
ジュニアユースの予選はリーグ戦。これが、対戦表もあってちゃんとしたリーグ戦として展開される。当たり前のように思えるが、リーグ戦なのに全勝大前提みたいなのはよくある話で(RONCがそうだった)、スポーツとしてこれが正しい。
ま、消化試合ができてしまう可能性はなくもないが、経験値は入るのでプラマイゼロか。
しかも、対戦相手がある程度ランダムで決まるというのもポイントが高い。
7回裏:ポジティブの攻撃:得点1
nega:5 vs posi:10
突如始まるアドベンチャー
ジュニアユース編に入ると、唐突にフランスで岬を探すアドベンチャーゲームが入ってくる。
翼と岬が再会するシーンの再現として、別システムのものを入れ込んでくるセンスが好き。
しかも、見つけられなきゃ岬は未加入のままだし、時間制限があるから結構ムズかしい。
ファミリーコンピュータ版
ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ 週刊少年ジャンプ50周年記念バージョンにも収録されています
評価スコア
75.0
※ 平均点は、★5です。
ゲームシステム |
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★★★★★★★★☆☆ |
練り込み・奥深さ |
★★★★★☆☆☆☆☆ |
オリジナリティ(新規要素) |
★★★★★★★★★★ |
デザイン・キャラクター・世界観 |
★★★★★★★★☆☆ |
音楽・サウンド |
★★★★★★★☆☆☆ |
ゲームバランス |
★★★★★★★★☆☆ |
中毒性・熱中度 |
★★★★★★★★☆☆ |
継続性(飽きにくさ)・全体の構成 |
★★★★★★★☆☆☆ |
操作性・快適さ |
★★★★★★★★☆☆ |
自由度・多様性 |
★★★★★★☆☆☆☆ |