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【発売されなかった幻のゲーム】
 第3回 人間コピーまねビト / 旧称・ステージデビュー(ニンテンドーゲームキューブ)

人間コピーまねビト / 旧称・ステージデビュー経緯

 2002年のE3で『ステージデビュー』という名前で発表された。64DDの『タレントスタジオ』の流れをくむソフトと言ってもいいのではないだろうか。
翌2003年のE3でも登場したが、その後音沙汰がなくなり、いつの間にか名称も『人間コピーまねビト』となっていたようだ。

なぜお蔵入りに

 では、なぜ発売されなかったのだろうか。
これについては、後に「社長が訊く」で以下のように語られている。

嶋村
うわぁ、まさか『マネビト』の話が出ると思わなかったです。
なにしろ、世の中に出てないソフトなので(笑)。

<中略>

やっぱり大きな課題だったのは……その……
できたキャラクターを使って、何をするのかというところで。

引用元:
社長が訊く Wii プロジェクト - Vol.4 『Wii Sports』編 - 任天堂

 この手のソフトは、作るのは楽しいんだけど、「で?」っていうのは確かにある。
せっかく作ったキャラクターも、活かす場所があってこそなわけだし。
ミニゲーム的なものだけ…で終わってしまうのはよくある話だ。
64DDでは、大容量の書き換え領域を生かしてソフト間で相互に作ったものを利用する仕組みが実装されていたけど、ゲームキューブではそういったものはできなかったのかもしれない。

どんなソフトだったのか

 E3では、ゲームボーイアドバンス用のカメラ『GAME EYE』(こちらも未発売)で顔を取り込みキャラクターを作るものになっていた。その際、2002年には故山内博元社長、2003年には故岩田前社長やKONAMI(当時)・小島秀夫氏のキャラクターがデモとして披露されていた(こんな時代もあったのね…)。
上記リンクの「社長が訊く」によれば、洋服やアクセサリーもかなりの数があったようでかなり細かく設定できたようだ。

 このソフト自体は、発売には至らなかったものの、このアイデア自体は後の「Mii」へと引き継がれていくことになる。
自分の分身を、様々なゲームに登場させるという64DDの『タレントスタジオ』以来の構想が、これだけの長い年月を経てようやく形になったのだ。

 しかし、これだけの歴史があって誕生したMiiもSwitchでは隅っこの方に追いやられてしまっている感があるのは残念だ。
このままでは、Switch2の頃にはMiiもリストラされてしまうんじゃないかと心配になる。
パーツを増やしたり、髪の毛をもっと自然にすればまだまだアバターとしての価値はあると思うのだが…。
Mii自体のバージョンアップを期待したい。

2019/03/24

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